創設にあたって
MRの質の向上とより良い医療を実現
デジタルツールの普及とコロナ禍による訪問規制が製薬業界のコミュニケーション手法を変化させましたが、依然としてMRの役割は重要です。新たな医学情報の加速度的な増加や医師の働き方改革も施行された今、限られた時間で効果的なコミュニケーションを実践できるMRの質の向上が不可欠です。
「MRの質」を構成する知識、スキル、マインドの3要素のうち、とりわけ血液や造血器腫瘍等に関する基礎的な知識の差が、医師への情報提供/収集、対話の深さの差の要因の一つとなっています。なぜなら医師はそのMRが理解して話しているか否かを敏感に察し、対話を深めてよい相手か否かを判断しているからです。
この学術診断を通じて基礎知識の習得状況を診断し、個人・組織の現状を可視化することで、医療従事者に必要とされるMRの育成の一助としてご活用ください。
全国統一学術診断の特徴
血液内科医が造血器腫瘍領域で活動するMRに求める学術レベルを反映
顧客である医師側のニーズを軸とした内容
一般に、 「MRの質」を構成する要素には、Knowledge 、 Skills 、 Mind があるとされますが、このうちの Knowledge 、とりわけ血液や造血器腫瘍に関する基礎的な知識の差が、医師への情報提供/収集、対話の深さの差の要因の一つとなっていると考えられます。
顧客である医師側のニーズを軸とした内容をテストに反映することにより、より質の高いコミュニケーションを可能にするための知識の底上げが期待できます。
また本テストは、受検した個人向けと企業向けそれぞれに結果解析レポートを提供します。この結果解析レポートでは、企業の垣根を越えて、受検者全体における相対的な知識レベル、強み、弱みをレポートします。(参加企業名の情報は開示しません。)これにより、個人単位、企業単位の両面から、強みや課題を確認することができ、今後の学習や育成に役立てることができます。
また、継続的に受検することにより、学習の成果や変化を確認することができます。
日本血液学会認定血液専門医・指導医による監修
- 血液専門医が造血器腫瘍領域を担当するMRに求める学術レベルを反映させたテスト
- 医師の求める水準に対する自身、自社の学術レベルを知る機会を提供
他者/他社との客観的かつ相対的な比較が可能
- 企業の垣根を越えて、受検者全体における個人単位の解析結果をレポート
- 自社MRの強化ポイントの抽出などに活用可能
継続受検により学習成果や変化の把握が可能
- 本試験は毎年実施するため、継続して受検することにより個人単位、企業単位の変化を把握することが可能
解析レポート(サンプル)
試験概要
Examination outline
- 対象:製薬企業に所属するMR(MR職以外の受検も可能です)
- 試験方法:オンラインテスト(選択式)
- 問題数:基礎領域:各10問(全60問)、疾患領域:各20問(全80問)
- 実施頻度:年1回
- 受検料:12,000円/1名(税抜価格)
※法人のみの受付とし、オプションとして試験問題、解答、解説、及び回答のRAWデータの提供も可能です。 - 参考図書:血液専門医テキスト(日本血液学会)、専門医のための血液病学(医学書院)、造血器腫瘍ガイドライン(日本血液学会)
- 申込期間:2024年7月17日~2024年10月31日
- 実施期間:2024年11月~12月※法人ごとに実施期間を決定します。
- 基礎領域
- 血液の基礎
- がんの生物学・分子生物学
- 臨床検査
- がん薬物療法(副作用・支持療法含む)
- 造血幹細胞移植
- 合併症
- 疾患領域
- 急性白血病
- 慢性白血病
- リンパ腫
- 多発性骨髄腫
Supervisor監修
MRに必要な学術レベルの見極めと、学術的な品質保持のため、下記医師に監修いただきました。
総監修
松村 到 先生
近畿大学医学部血液・膠原病内科 主任教授
監修
鈴木 憲史 先生
日本赤十字社医療センター 骨髄腫アミロイドーシスセンター 顧問
塚田 信弘 先生
日本赤十字社医療センター 血液内科 副部長
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受検のお申込み
受検予定人数・オプション要否をお知らせいただいた場合は、追ってお見積りをお送りします。
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