面接で必要な準備とは?~まずはあなた自身を知るところから
いい面接のためにまずは事前の準備から。
これまで見てきた中で採用される方は、2つの準備をしっかりしていました。
①これまでの経歴・活動の棚卸しをする
②今回のキャリアチェンジの「軸」を明確にする
まずはこの2つをノートやPCで書き出すところから始めていきましょう!
①経歴・実績の棚卸
最初はあなたの仕事の経験や実績です。
一度ひたすら書きだして、その後中身を整理したり周囲の人に話したりしてみましょう。
これまでの積み重ねの中でどのように経験が拡がり、あなたがどのようなスキルやノウハウを身につけてきたのかが見えてくるはずです。
さらにご自身でも気づいていない「強み」を見つけられるかもしれません。
これまでの経験が整理出来たら、今度はこれから面接を受ける会社に照らして
「”どのスキル”を”どんな風に”生かせそうか」、さらにそれを生かして「どんなチャレンジをしてみたいか」を考えます。
ここで大切なポイントは、実際にその通りに行くかは一旦横に置いて、今思っていることを「あなたの言葉」でまとめることです。きれいにまとめようとして、how to本やウェブから引っ張ってくると面接官にはすぐばれてしまうので要注意!
あなたの言葉でまとまっているとあなたの想いも伝わります。
ぜひトライしてみてください。
②キャリアチェンジの「軸」を明確にする
自分の過去を棚卸出来たら、次はあなたが転職を考えたきっかけや、
転職に対する“ホンネの理由“を明確にしていきましょう。
転職の理由については一つとは限りませんし、その中にはネガティブな理由もあると思います。ネガティブな理由がいけないわけではありません。むしろあって当然だというのが私たちの考えです。
何かしらの不満や、打開したい課題があるからこそ、転職というパワーの必要なアクションに至るのですから。その不満や課題を当社でどのように解消できるのか、面接を通じて私たちから提案させていただきたいと思っています。
様々な“ホンネの理由”をアウトプットし、分類や優先順位付けを行って、しっかり「軸」を整理することで、転職活動の意義が腹落ちでき、ブレない面接に繋がっていきます。
本に書かれた通りの回答では伝わらない、あなたの自信や誠実さ、キャリアチェンジへの熱意が面接担当者に伝わるはずです!
面接ではどんな質問をされる? ~実は志望理由は重要ではない!?
当社の場合、面接での質問は特に決めないことにしています。
もちろん人事上の事務的な質問などは全ての方にいたしますが、それ以外の面接の流れは候補者様それぞれに違います。
一問一答ではなく普段の会話のように進んでいくイメージですね。
これは型通りの質問では本音が引き出せないと考えているからです。履歴書・職務経歴書にご記載いただいているこれまでのご経験や実績、選考職種に関するご経験などを伺いながら、会話を通してあなたのことを理解するように努めています。
また、転職関連の本や情報サイトなどには、志望理由をしっかり考えて答えることを勧めるものも多くみられますが、私たちの場合、実は志望理由は重要視していません。
なぜかというと、志望理由は皆さんがしっかり準備をなさる項目だったりするので、本音がわかりにくいから。なので、志望理由から伺える志望度の高さも採否の判断材料にはならなかったりします。
むしろ仮に当社への志望度が低い場合は、当社の魅力を猛烈アピールするチャンス。必要とあらば私たちからも一生懸命説明して、理解を深めていただけたらと考えています。
よくある「質問に対して回答する」というスタイルは当社の採用面接のあり方とは違うという認識です。直接お会いしてお話を伺いながら、候補者の皆様からも色々と質問をしていただいて疑問を解消し、当社のことを深く理解いただく、そんな場でありたいですね。
面接では、あなたのご経験や得意なこと、当社で活かせそうだと思っていることなど、何でもいいのでざっくばらんにお話しましょう!
実際のところ、どういう人財を採用したいの? ~ストレートに申します。
『求める人財像』のページ(リンク)がありますので、ここは、ストレートに書き綴りたいと思います。
一言でいうと、
「一緒に働きたいなぁと思った人」
です。
と、これではシンプルすぎますね(笑)。でも「経歴がこうで、性格がこうで、年齢がこうで」と細かいペルソナを想定しているわけではないんですよ。色々なタイプの人がいるから当社は面白いのだと思います。
顧客数が増え、プロジェクトのバリエーションが広がるにつれて、どんなところでも「一緒に働きたい」と思われる何かを持っていることを大切に考えるようになってきました。
それは話し方や、物腰やふるまい方かもしれません。
前向きな考え方や柔軟な思考、素直さや誠実さ、そんな要素もあるでしょう。
あるいは
・キャラクターが立っていること
・何かしらのギャップがあること、
・熱中できる何かを持っていること
・独自の考え方を持っていること
などなど、ここには書ききれないほど、その人特有の良さがあると思います。
採用に至る方は、皆さんこうした「一緒に働きたい」と思わせる力にあふれた個性を、面接の中で垣間見せてくれているような気がします。
採用担当として大切にしていること
私は、採用担当としてのキャリアがスタートした十数年前に先輩から教わった
「採用は結婚前のお見合いと似ている。あなたは候補者を面接する。でも、候補者からも自分が面接をされているという認識を持ちなさい。」
ということを今も大切にしています。
私たちも選ばれる立場として本音でお話しなくてはならないと肝に銘じて、毎回の面接に臨んでいます。
面接でお会いした時には、ぜひお互いに本音でお話しましょう!
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