CMIC Ashfield ノート

シミック・アッシュフィールドの人財開発 vol.1「『自学自習』の企業文化を実現する社内研修」


pixta_34423247_M研修風景
社員と共に企業風土を醸成し、
社会から「企業として存在してもらわないと困ります」と評価し続けてもらうために


私たちの会社に採用面接でお越しになる方から、しばしば「社員研修体制」についてのご質問をいただきます。
自己成長意欲の高い方には気になるポイントですよね。

そして私たちとしても人財開発には注力していますのでぜひ聞いていただきたいポイントでもあります。
そこで、今回は人財開発担当部門のSさんに当社の社員研修について語っていただきました!


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執筆者:人財開発部 S.K
野球観戦が趣味。球場に行くときはもちろん気合を入れて試合開始前の練習時間から球場入り。
休日は愛犬と散歩をしてリフレッシュ。
最近、外出自粛中による運動不足解消のためにと素振りを始めたところ、上半身がマッチョになってきました。
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はじめまして。シミック・アッシュフィールド人財開発部のSです。
ここ数年、多くの企業で社員研修を外注する傾向がありますが、私たちの社員研修は内製で実施するものがほとんどです。決して外注する予算がないから・・・という理由ではありません。

企業内研修は社員の技能強化という目的だけでなく企業風土を醸成するうえで当社の重要な施策だからです。

“会社として社員の皆さんに何を期待するのか”

その期待を抱きながら必要な技能トレーニングを行うことが、社員と共に企業風土を醸成すると私たちは考えています。

言うまでもなく、企業は進化・成長しながら社会からその価値を認めてもらうことで存在するわけで、企業における研修は、企業として社会に価値を提供し続けるために社員一人ひとりの技能を強化、アップデートする手段です。

社会から「企業として存在してもいいですよ」と言い続けてもらうために、更に言えば「企業として存在してもらわないと困ります」と評価し続けてもらうための基盤となるのが企業内研修です。これは持論ではありますが、「企業内研修に力を入れない企業に未来はない」とさえ思っています。

「学ばなきゃ」 or 「学びたい」?研修以前に大切なこと

企業内研修は、学校や予備校で授業を受けたり、試験にパスしたり、ということとは学習の意味合いが異なります。

ただ、企業内研修、学校教育に共通することがあるとするならば、学習者が「学びたい」「習得したい(できるようになりたい)」という意志を持ち、その学びたいこと、習得したいことが何かの実現のために、達成のために必要だということを明確にしていればいるほど、得るものが多いということでしょう。

たとえば、「なんとなく高校に行って、なんとなく理系・文系を選んで大学に入学する」のと、「将来、●●を仕事にしたい」と考え一心不乱に勉強するのとでは、得られるものが違ってくるというとイメージしやすいのではないかと思います。

それは企業内の研修も同様です。たとえばコンプライアンス研修などのように、毎年必須で受講するカリキュラムがあります。これを単に受講すべきものと考え、ただただ受講するのと、「自分がコンプライアンスに反することにうっかりでも触れてしまうと多くの関係者に多大な迷惑をかけてしまう。それを回避し、逸脱しないために知識を習得するぞ」と主体的に受講するのとでは、受講成果に雲泥の差が生じます。

間違いなく、後者の方が有益なのです。

つまり、企業内で技能強化のための研修を行う場合、受講側に研修の意味や意図を明確に持ってもらうこと、強化されなかった時のデメリットを十分に理解してもらうことは研修の中身以上に重要だったりします。「中身以上」というのは言いすぎかもしれませんが、研修内容以前のところでとても重要です。

ただ、これでは「学ばなきゃ」「習得しなきゃ」という状態であって、「学びたい」「習得したい」という状態とは、ちょっと異なります。前者にはやや強制感、やらされ感があり、後者は完全に自主的な状態です。私たちの会社では、きっかけは前者であったとしても、ゆくゆくは後者になってもらえるように研修のしくみやコンテンツに工夫を凝らしています。

将来は、「当社は『自学自習』を実践する社員の集団です」と胸を張って、鼻の穴を膨らませて言えることを目指しています。ただいま、道半ばではありますが。

 


自学自習の集団にしたいワケ

 

このご時世、社会の激しい変化により、企業は変革を求められています。少なくとも、この変化に適応しなければ、企業も社員も生き残れません。このような環境下で、社員が「会社は何を与えてくれるのですか?」などと受身の状態であるならば、もはや、生き抜く気がないと言わざるを得ません。

変化の激しい環境にあっても、私たちの社員には、自ら生き残ってもらいたいのです。そして、「自学自習」は、生き残る術(すべ)です。生き残り、未来を切り拓いていくために「自学自習の集団」を目指しています。

研修プログラムについては別の機会に他の部員に紹介してもらおうと思うのでここでは解説しませんが、当社で手挙げ式の研修プログラムが多いのは「自学自習」という研修理念があるから、というわけです。ある領域の製品を担当するプロジェクトにいながらにして、研修コンテンツを活用して自主的に異なる疾患領域の学習を続けている社員もいます。

こうしたコンテンツを提供できるのも製品を持たないCSOという業態ならではと言えるでしょうし、それを活かして自分自身の価値を高めるべく学習に臨む社員がいることを心強く、そして誇らしく感じます。

社員の成長意欲に応える研修プログラムを構築し続けることはなかなかハードなミッションではありますが、そこが私たちの頑張りどころであり、やりがいのあるところです。

長くなってきたので、今回はここまで。

次回は「人財」にフォーカスを当てて、自己成長のヒントになるようなお話しができればと思っています。


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関連ブログ:
シミック・アッシュフィールドの人財開発vol.2

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関連リンク:
シミック・アッシュフィールドのキャリアアップ・教育研修制度について

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