CMIC Ashfield ノート

シミック・アッシュフィールドの人財開発vol.2 「自己成長のヒント~変化に適応するために自分と向き合う」

作成者: Admin|2019/04/05

当社の人財開発についてのブログシリーズ第2弾。今回も人財開発部門のSさんに登場いただきます。
部門名にもありますとおり、当社では「人財」という言葉を使っています。当社の採用面接時に、時折「どうして人“財”なんですか?」と、質問を受けることがあります。
CSO
企業である私たちのサービスの源泉は「人」です。開発ラボも工場もなく、唯一の財産が「人」なのです。こうした理由から「人財」という言葉を使っています。さてさて、人財開発部視点で見た「人財」とは?

前回の記事はこちら(シミック・アッシュフィールドの人財開発 vol.1「『自学自習』の企業文化を実現する社内研修」)

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執筆者:人財開発部 S.K

野球観戦が趣味。球場に行くときはもちろん気合を入れて試合開始前の練習時間から球場入り。休日は愛犬と散歩をしてリフレッシュ。外出自粛期間中に始めた素振りで上半身がマッチョになり、さらにスイングスピードも格段にアップ。「継続は力なり」を改めて感じるこの頃。


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こんにちは。人財開発部のSです。前回は、当社の「自学自習」の研修理念についてお話しさせていただきました。今回は、「自己成長」のヒントになればと思いまして、また別のお話をひとつ。しばしお付き合いください。

「人材」から「人財」へと成長する人のある共通点

職業柄、これまでに2,000人を超えるMR、その他の職種の方々の教育・研修に携わってまいりましたが、人材(代わりがいる存在)から人財(欠かせない存在)に成長する人物には、共有点があるように感じています。

端的にお伝えするならば、「生きる力」を有するか否かです。
「生きる力」が強く、「人財」へと成長する人物の共通点は次の3点に集約できるように感じています。

①自らの強みの活かし方を知っている
②自らの弱点(強化ポイント)を認識している / 強化ポイントを自ら補う努力を続けている
③周囲への感謝を忘れない


では、ひとつずつお話させていただきます。


 

 

 

①自らの強みの活かし方を知っている
「強みを伸ばす」と表現されることもありますが、「強み」はそれ以上強化できない状態だからこそ「強み」なわけで、伸ばすものではありません。

強みは、「どこで活かすか」を熟知していることが大切です。活かせる場面を広げるチャレンジをしていることが大切です。強みは活かしどころを誤ると、簡単に「ハタ迷惑」となり、あっという間に「弱み」へと転換してしまいます。
自分の強みを活かせる場面を知っている、活かせる場面を広げられる、活かせるかチャレンジしてみる。

状況・場面に応じた強みのコントロールができる人物は、人財へと進化しやすいですね。また、そのような人物は、現有の強みに頼るばかりでなく、強みの種類を増やすことにも努めているように思います。

 

 

②自らの弱点(強化ポイント)を認識している/強化ポイントを自ら補う努力を続けている
人財(欠かせない存在)になる人物は、自身の弱点にも正対します。
決して、弱点から目を背けません。フタをしません。弱点が露呈する活動を回避したりしません。

その場を回避したところで、その後の企業人生活の中で避け続けられないことを理解されているのでしょう。そのような人物の目には、「今」ではなく「将来」が捉えられているに違いありません。だからこそ、周囲はこのような人物に期待を寄せるのでしょうね。そして、このような人物は、弱点に向き合うだけでなく、自ら強化することを試みます。「習得したい」という意志が強いためでしょう。

また、自分が感じている弱点以外に、周囲が物足らなく感じていることについて、努めて第三者に確認します。次々に強化ポイントを設定し続け、ひとつひとつクリアしていきます。

なんだか、永遠に弱点の克服に立ち向かっているような人物ですね。
確かに「これでいいのだ」と思った瞬間に、成長が止まった方にも数多く接してまいりました。


 

 

 

③周囲への感謝を忘れない
成長とはあまり関係なさそうにも思えますが、なぜかしら周囲への感謝を忘れない人物は成長します。
もしかすると、このような人物には関係する方もついつい助言したくなってしまう…ということもあるのかもしれませんね。

ただただ「感謝」のポーズを示すのではなく、心から感謝し、助言を実直に取り入れ実践しようと試みるため、助言した関係者も嬉しくなってしまいます。

相手とどのように向き合うか。その姿勢は相手に届きます。自分が思っている以上に、姿勢は相手に透けて見えたりするものなのです。これらはどんな業種でもどんな職種でも、どんな環境でも共通することではないでしょうか。しかし、CSOビジネスでは一人ひとりの社員の価値がより一層際立ちます。一定期間ごとに新たな環境で新たな挑戦ができるこの環境はご自身の強みと、その逆の弱み、両方を認識するにはうってつけの環境であるともいえます。

CSO
MRは成長が早いと言われる(私自身もそう感じます)のは、単に様々な製品・疾患領域を短期間に担当できるからという知識・経験面のことだけでなく、こうした成長できる環境を得やすいことも影響しているのではないかと思います。これからの時代、どう考えても変化していくことは避けられません。その時「生きる力」「生き抜く術(すべ)」を持っているかどうか、ここがひとつの分岐点になるのではないでしょうか。



3つの共通点、いかがだったでしょうか。「自己成長」のヒントになりましたら幸いです。

ちなみに今回お話しさせていただいたことは当社のチャレンジャー(異業種からMRを目指して入社された社員)の導入研修時や手挙げ制研修時など、研修の機会のたびに社員に伝えています。

さて、次回は当社の「社内認定制度」についてお話させていただきたいと思います。


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関連ブログ
シミック・アッシュフィールドの人財開発 vol.1
シミック・アッシュフィールドの人財開発 vol.3 「社内認定資格制度」でオンコロジーMRを養成する意味

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キャリアアップ・教育研修


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