~未経験から始めるMR~異業種出身の女性がMRになるまで
CMIC Ashfield ノート
キャリアの考え方が多様になり、転職を複数される方も増えていますが、とはいえやはり「採用面接なんて久しぶり」という方が多いと思います。
初めて転職をされる方にとっては、当日の流れや何を話していいのか、何を準備したらいいのか、、、などいろいろ不安もあるかもしれません。そこで今回は、面接のお悩みを少しでも解決できればと思い、事前対策についてお話ししたいと思います。
身だしなみやマナーなどは一般的な事前対策はノウハウ本やインターネット等で情報収集はできると思いますので、当社ならではの面接成功ポイントをご紹介します。ウェブ上に公開するのは今回が初です!
執筆者:T.Y
タレントアクイジション部所属。シミック・アッシュフィールドの採用面接を担当。
休日にはほぼ家にいることがないアウトドア派である一方、格ゲー(格闘ゲーム)好きの一面を持つ。
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さて、これまでMRや看護師、MSL、医療機器営業といった職種経験をお持ちの方や、医薬品業界への業種転換を目指す方など多くの方に面接でお会いしていますが、時として残念無念、困ったな…ということもありました。
困った!の一例
・「今日、とりあえず、〇〇さんに行ってみてと言われたから面接に来ました。自分の意思ではないんですよね」と正直にお話しされた方
・会社に関する質問をしたところ事前にお渡ししていた会社案内に記載されている内容をそのまま読み上げ、「これを回答とします」とお話された方
・終始緊張しすぎて会話のキャッチボールができず、ギブアップし途中で退室してしまった方
もちろんこれは極端な例であり滅多にないことではありますが、実際にあったことの一例です。
面接に来られた方々にも様々な事情があったのだと思います。でも、お互いの貴重な時間を共有しているわけですから、やはり双方にとって有意義な時間にしたいですよね。
ということで、面接を有意義な時間にするために、
・実際のところどのような面接準備をすれば良いのか
・面接でどのような質問をされるのか
・どういう人財を採用したいのか
など転職活動の中で多くの方が気になるポイントについて、面接担当者としてこれまでの経験を踏まえて感じていることをお伝えします。
2-1.面接前にどんな準備が必要?~あなた自身を知るには?
面接で採用される方の共通点は、2つの準備をしっかりしています。
①あなたのこれまでの経歴・活動の棚卸しをする
②今回キャリアチェンジの「軸」を明確にする
①棚卸について
まず、あなたのこれまでの仕事の業務内容、経験、実績をできるだけ細かく書き出してみます。ノートでもスマートフォンでも構いません。そして、書き出したものを整理したり、周りの誰かに話したりしてみましょう。
これまでの月日の積み重ねの中でどのように経験が拡がり、あなたがどのようなスキルやノウハウを身につけてきたのかが見えてくるはずです。
さらにご自身でも気づいていない「強み」を見つけられるかもしれません。
次に、これから面接に臨む会社で「こういう強みを活かしてみたい」、「こんな風に活かせるのではないか」、「さらにこんなチャレンジをしてみたい」、ということを考えてみてください。
実際に考えた通り経験が活かせるか活かせないかは一旦横に置いて、現時点で思っていることのすべてをあなたの言葉でまとめることが大切です。ここでノウハウ本やウェブなど、どこかに書いてあることをそのままコピペするとすぐに面接官には分かってしまいますので要注意です。
一方で、あなたの言葉でまとめられていると想いが伝わります。ぜひトライしてみてください。
②キャリアチェンジの「軸」を明確にする
これは、あなたが転職を考えたきっかけ、あるいは転職に対する“ホンネの理由“を明確にする、ということです。
転職の理由は1つとは限りません。ポジティブな理由もあればネガティブな理由もあると思います。むしろネガティブな理由があって当然だと私たちは考えています。
何かしらの不満や、打開したい課題があるからこそ転職というパワーの必要なアクションに至るのですから。その不満や課題を当社の中でどのように解消できるのか、面接の中で私たちから提案したいと思っています。
様々な“ホンネの理由”を書き出し、分類や優先順位づけを行ってしっかり「軸」を整理することで、ご自身の転職活動そのものの意義が腹落ちでき、ブレない面接に繋がっていきます。
ハウツー本に書かれた通りの回答では伝わらない、あなたの自信や誠実さ、キャリアチェンジへの熱意が面接担当者に伝わるはずです!
2-2.面接ではどんな質問をされる? ~実は志望理由は最重要事項ではない!?
当社の場合、面接での質問は特に決めないことにしています。
それは、型通りの質問では本音が引き出せないと考えているからです。そのため、面接の流れは人それぞれ違います。人事上の事務的な質問など共通してすべての方にいたしますが、それ以外については質問の順番や面接の型は特に決めておりません。
レジュメにご記載いただいているこれまでのご経験、実績などを確認させていただき、選考職種それぞれの専門的なご経験を伺い会話を通してあなたのことを理解するように努めています。
1問1答ということではなく、普段の会話のように進んでいくことがほとんどです。
また、転職アドバイスの本やサイトなどには、志望理由をしっかり考えて答えることを勧めるものも多くみられますが、私たちの場合、実は当社を志望する理由を重要視していません。
なぜかというと、志望理由というのは皆さんがしっかり準備をなさる質問項目だったりするので、本音がわかりにくい質問なのです。
また、志望理由からうかがえる志望度の高さ・低さは採否を決める材料にはなりません。むしろ仮に当社への志望度が低い場合、当社の魅力を感じていただけるよう私たちからも一生懸命説明して、理解を深めていただけたらと考えています。
よくある「質問に対して回答する」というスタイルは当社の採用面接のあり方とは違うと感じています。直接お会いしてお話を伺いながら、候補者の皆様からも色々と質問をしていただいて疑問を解消し、当社のことを深く理解いただく、そんな場でありたいと思っています。
私たちも志望度や理解度を上げていただくために必要とあらば猛烈アピールをしたいと思っているのです。
面接では、あなたのご経験、得意なこと、当社で活かせるのではないかと思っていることなど何でもいいので、本音ベースでざっくばらんに一緒にお話しましょう。
2-3.実際のところ、どういう人財を採用したいの? ~ストレートに申します。
キャリア採用のページに『求める人財像』の記載がありますので、(参照:「求める人財像」)
ここは、ストレートに書き綴りたいと思います。
突き詰めて考えると、極論は
「一緒に働きたいなぁと思った人」
です。
と、これではシンプル過ぎますね。でも、「経歴がこうで、性格がこうで、年齢がどうで…」というような人財を想定はしていません。色々なタイプの人がいるから当社は面白いのだと思います。
職種も多種多様に増え、顧客数も増え、プロジェクトのバリエーションも広がる中で、どんなところでも「一緒に働きたい」と思われるようなそんな何かを持っていることを大切に考えています。
それは話し方や、物腰やふるまい方かもしれません。
前向きな考え方や柔軟な思考、素直さや誠実さ、そんな要素もあると思います。あるいはキャラクターが立っていること、何かしらのギャップがあること、熱中できる何かを持っていること、独自の考え方を持っていること…
などなど、ここには書ききれないほどその人特有の良さがあると思います。
採用に至る方の共通点は、面接で本音のお話をする中で、こうした「個性」が見えた方の中に「一緒に働きたい」と思わせる力があるような気がします。
3. 採用担当として大切にしていること
私は採用担当としてのキャリアがスタートした十数年前、先輩から
「採用は結婚前のお見合いと似ている。あなたは候補者を面接する。でも、候補者からも自分が面接をされているという認識を持ちなさい。」
と教えていただいたことを今も大切にしています。
私たちも選ばれる立場として本音でお話しなくてはならないと肝に銘じて、毎回の面接に臨んでいます。
面接でお会いした時には、ぜひお互いに本音でお話しましょう!
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