MA Academy News

集合研修を開催しました。

作成者: MAアカデミー運営事務局|Feb 24, 2019 8:00:00 AM

2月23日、24日に集合研修が行われました。

2日間にわたる研修の1日目は、順天堂大学の宮内克己先生による観察研究に関するレクチャーが行われました。実際に行われた研究観察を題材に、長期に及ぶ試験の中で生じた課題への取り組みなど具体的な事例を交え、臨場感のある講義となりました。

後半では、神戸薬科大学の森脇健介先生による医療統計に関する実習主体の講義がおこなわれました。8つのチームに分かれて、実際のデータを用いた統計ソフトでのデータ集計に挑戦し、思い通りのグラフ化などができると感嘆の声もあちこちで沸き起こる活気にあふれたグループワークとなりました。

2日目は、当社メディカルアフェアーズ事業部門長の田中らが講師としてKOL同定の方法に関する講義を担当いたしました。「KOL」という言葉は共通していても、マーケティングとメディカルアフェアーズではその定義が全く異なります。こうした基礎から、実際のKOLセレクションの事例まで幅広い講義を展開いたしました。
そして1日目に引き続き、森脇先生による医療経済に関する講義と実習がおこなわれました。論文のデータを教材にとりあげ、チーム内で助け合いながら作業を行い、自分自身での解析はもとより、業務上発生する解析依頼のシーンに役立つ実務的な実習となりました。

2日間の研修を通じて、質疑応答の時間には、受講生の方からの実務的な質問が出たのがとても印象的でした。国内においてメディカルアフェアーズ部門の組織は各企業によって様々です。こうした現状において、多様なバックグラウンドを持つ受講生が、集合研修の場で体験や悩みを共有し、自分自身だけでは経験しえないことを疑似的に経験できるということは、MAアカデミーのプログラムの大きな特徴といえます。また、オンライン講習の教材で触れる項目を、実践的なテーマとして取り扱うため、知識の定着にも非常に有効です。

スペシャリストコース第1期がスタートして半年、まもなく最終試験が受付を開始し、いよいよMAアカデミーの修了者が誕生しようとしています。(受講期間は1年間ありますので、受講者それぞれのペースで最終試験に臨んでいただきます)そして、今春4月には、スペシャリストコース第2期のスタートを控え、現在受講申し込みを受付中です。

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