勉強が得意じゃなくてもMRになれる?
前職はまったく違う業界・業種だったということですが、転職のきっかけを教えてください。
酒田むすめさん:
前職はコールセンターでカスタマー対応の仕事をしていました。仕事内容はとても好きだったので、出来れば続けたかったのですが、やはり生活のためにお給料をアップしたいという気持ちもあり、転職を考えるようになりました。
MRという職業を知ったのは数年前のドラマです。その時からカッコいい仕事だという印象はありましたが、まさか自分がMRになるとは思っていませんでした。転職活動を始め、本格的に調べていくうちに、やってみたいなと考えるようになりました。
前職もやりがいのあるお仕事だったんですね。好きな仕事をしていたからこそ、転職には不安がありませんでしたか?入社前の時点で、心配だったことがあれば教えてください。
酒田むすめさん:
まずコールセンターと違って電話越しではなく対面で上手くコミュニケーション出来るのかという心配がありました。
また、MRについて情報収集をしていると必ず「学び続ける必要がある仕事」と出てくるので、自分に勉強を続けることが出来るだろうか…というのも懸念の一つでしたね。
入社後、心配していたことについて実際はいかがでしたか?
酒田むすめさん:
やっぱり医師との面会はちゃんと話せるかドキドキしましたね。でも人と会話することは元々好きだったので、相手が誰であっても普通に人と人とのコミュニケーションが出来ればいいんだ!と気づいてからは自然に対応できるようになりました。
勉強に関してはそうですね…。MR認定試験は本当に大変でした…(笑)。
学生時代も文系で、それまでの仕事も医薬品とは関連のない業界だったので、人体の仕組みや医療や薬剤についての知識を、あんなにたくさん身につけなければならないという経験は初めてでした。でも、大変だったからこそ頑張ってよかったです。学んだ内容はこれからずっと役に立つ知識だと思うし、人生が豊かになりました。MRは資格取得後も知識のアップデートが必要ですが、当時の勉強習慣のおかげもあり、今でもコツコツ続けられています。
勉強があまり得意ではない自分でも資格を取ることが出来たので、未経験で悩んでいる方には「やろうという気持ちがあれば出来るよ!」と伝えたいです。
営業未経験者が初訪問の緊張を乗り越えるには
未経験からの転職だとMRという仕事について、そもそも想像がつかない部分も多いと思います。入社してから改めて大変だと思った部分はどんなところでしょう。
酒田むすめさん:
まず仕事で外回りをすること自体が初めてだったので、最初のうちは訪問にすごく抵抗がありました。MRとして医療機関を回る立場になって気が付きましたが、行ったことのない病院やクリニックだと、まず入っていくことすら緊張するんですよね…。本当に初歩的な部分なんですが、それが一番のハードルだったかもしれません。
いきなり訪ねて行くってことだと確かに緊張しそうですね…。どうやって克服しましたか?
酒田むすめさん:
私の場合、まずは先輩にどうしたら良いか相談しました。そもそも自分がわかっていないことが何なのかもわかっていない状況だったので、一般的に適した訪問の時間帯だとか、話の切り出し方について一つ一つ教えていただきました。自分で考えていても解決しないことは、誰かに聞くのが大切だと思います。先輩のアドバイスを元に、まずは思い切って受付の方に話しかけて名刺を渡してみたら、いつ来たら良いか教えてもらえたりして、そのうち緊張や抵抗感もだんだんなくなってきました。
コントラクトMRをとりまく人間関係
職場は先輩に相談しやすい環境ですか?
酒田むすめさん:
はい。私の配属先にはメンター制度がありまして、新人一人に対して、同じく未経験からMRになって3・4年目の先輩が一人ついてくれています。メンターの先輩とはたまたま年齢も近く、とても話しやすいです。勤務エリアは離れているのですが、悩み相談から今日はこんなことがありましたと雑談レベルの話題まで、気軽に電話できるので本当に助かっています。
その他、会社からのサポート体制はいかがですか。
酒田むすめさん:
一番身近で相談が出来るのはメンターの先輩ですが、マネージャーさんもこちらを気にかけて連絡をくれたり、時には同行訪問してくれることもあります。配属先の上司からも「シミック・イニジオのマネージャーさんはよく現場に出てきてくれるよね。」と言われたことがありますし、社員のことを考えてくれていると思いますよ。
それでも周りが配属先クライアントの社員の方ばかりという中で、一人やっていくのは大変ではありませんか?
酒田むすめさん:
確かに配属された当初は、自分はよそ者だし…。と勝手に引け目に感じてしまう部分があったかもしれません。でも配属先の方々はコントラクトMRだからといって、変に線引きせず、配属先の支店の一員として認め、フラットに扱ってくださっています。交流を深めていくうちにそれがわかってきましたし、自分自身を見てもらえています。
人間関係でいうと同期入社のチャレンジャーの皆さんとは今でも交流がありますか。
酒田むすめさん:
ありますよ~!一緒に三か月間みっちり研修を受けて、MR認定試験も乗り越えた同期ですからね。同じ境遇の仲間が全国それぞれの配属先で頑張っているんだなーと思うと心強いです。LINEのグループがあるので今はそこでやりとりしていますが、機会があったら集まりたいです。
コールセンターで身につけた武器は会話のスキル
そうやって同期と交流があると心強いですね。他にもMRの仕事のここが良い!ということがあれば是非知りたいです。
酒田むすめさん:
良いなと思う点は、個人の裁量が大きいところです。自分で車を運転して外回りをしている分、室内でずっとデスクワークをしていた時と比べて気分が切り替えやすいです。例えば、ちょっと疲れたらコンビニに寄ってコーヒーを買って一息つくことも出来ます。
前職では休憩も何時から何時までとピッタリ分刻みで決められていたので、一日のスケジュールを自分で組み立てられるというのはかなり新鮮でした。
自由度の高さは魅力的ですね!自立・自律の出来る方にはピッタリな仕事なんでしょうね。それでは前職のコールセンターでの経験で、MR活動に活きている部分はありますか。
酒田むすめさん:
あります!やはり会話の仕方ですね。前職でかなり鍛えられました。お客様から何かご指摘をいただいたら、それが自分の伝え方のまずさを振り返る機会になったりして、そのお陰でコミュニケーション能力が向上したと思っています。
当時に身に着けた対話スキルがMR業務に活きている実感もあります。現配属先は正しい言葉遣いや振る舞いについてメンバーに周知していく役割が各支店内で1名いるのですが、思い切って「以前コールセンターで働いていたので話し方には自信があります!」と声をあげたら、その役に任命してもらえたんです。それも今までの経験が評価されたようで嬉しかったですね。
また、初対面の医師には基本的にまず自己紹介をするので、前職はこんな仕事をしていたと話すと興味をもってくださる方もいます。ずっとMRをやっていた方と比べて、話題の幅が広がるという点では有利な部分かもしれません。もちろん、話す内容は情報漏洩にあたらないよう気を付けています。
MRも前職の仕事と同様にやりがいがある仕事ですか?
酒田むすめさん:
コールセンターでは直接お客様から御礼の言葉をいただけることも多く、それがやりがいでもありました。MRの場合、基本的にエンドユーザーの患者さんと接する機会はないので、感謝の声を直接聞く機会は確かに減ってしまいましたね。ただ、私が紹介した医薬品を先生が使って、評価をしてもらえた時は、とても嬉しいですし、患者さんの役に立てているんだなと実感することが出来ます。多くの方の健康に貢献していると思えることは大きなやりがいです!
シミック・イニジオで描くキャリアパス
MRをやりたいとなった時に色々な企業がある中、シミック・イニジオを選んだ決め手はありますか。
酒田むすめさん:
情報収集をしている時、シミック・イニジオはサイトがすごく詳細で作りこまれた印象だったんですよね。疑問に思った内容が書いてあったので、ちゃんとしているなぁ、と信頼感が増した部分はかなりありました。社員インタビューもたくさんあったので、色々なキャリアパスがあることがわかり、自分に当てはめて考えることも出来ました。
もうしっかり今後のことを考えているんですね!具体的にはどんなキャリアビジョンをお持ちなんでしょうか。
酒田むすめさん:
実は前職ではリーダー的な立場をしていて、新人教育にも携わっていました。その子たちが現場で活躍する姿を見るのがすごく嬉しかったので、この会社でも育成やマネージメントをする立場になれたら良いなと思っています。まずは一人前のMRになって、後輩が入ってきたら自分を助けてくれた先輩のように導いていくことが目標ですね。将来的にはマネージャーさんたちのように、現場のみんなが気持ちよく働いてくれて、しかも成績をしっかりとあげられるような環境を作れるようにもなりたいです。
最後に求職者の方に向けたメッセージをお願いいたします。
酒田むすめさん:
何事も、知らないことへの挑戦は心配だと思います。実際に異業種からシミック・イニジオに入社した立場として、研修制度が充実していたことはすごく安心できたポイントでした。
入社後の初期研修は丸々3か月間あり、そこで知識や立ち居振る舞いを身につけた上で現場デビューすることが出来ます。同期との繋がりもありますし、プロジェクト内で不安なことがあっても先輩や上司に相談しやすい環境です。
この記事を読んで少しでもやってみたいと思った方、一歩踏み出してみたらいかがでしょうか。
まとめ
コールセンターのスタッフから転職した酒田むすめさんのインタビューをお送りしました。
異業種・異業界から転職し、前職経験を活かしMRとして働く社員のリアルな声はいかがでしたか?
こちらのブログを読んでMRという仕事に興味を持っていただいた方や、転職を検討している方を対象に、随時キャリア相談を受付中です。
シミック・イニジオには他にも介護福祉士やホテルスタッフなどなど、営業未経験からの転職でMRになった社員が多く活躍しています。
「営業はやったことがないけど大丈夫?」「自分の経歴でも挑戦できるか聞いてみたい」そんな相談も大歓迎です。まずはお気軽にご連絡ください。
勇気をもって一歩踏み出し、新たな業界に挑戦したいという方からのお問い合わせをお待ちしております。
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