新卒時には自動車業界に就職、約5年間、販売/営業をしていました。当時はゴリゴリの営業で、休みはほぼ無し、有給とは??という文化の中で鍛えられました。いま思えば恐ろしい時代です。
その後、縁あって友人の紹介で当社に入社したのですが、当時を振り返ると医薬品業界ってホント興味深いことばかりでした。
今回はそんな私が感じた「なんかこの業界、変??」と思う事例をご紹介したいと思います。
※チャレンジャーとは:異業種からMRへのキャリアチェンジを目指して入社された社員のことをシミック・アッシュフィールドでは「チャレンジャー」と呼びます。
執筆者:CSO事業部門プロジェクトマネージャー C.T
女性プロジェクトマネージャーとして日々奮闘中。。
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前職では営業職だった為、営業手当というものはいただいていました。で、日当って?私の中では、営業というものは外回りするのが仕事であって、その手当は営業手当として給与で支給されているものだという認識でした。なのに、それに加えて給与とは別に外勤日当支給⁉ 初めて知ったときは本当に驚きました。うれしい驚きです。転職前、MRは営業職の中でも給与水準が比較的高い職種と伺っていましたが、未経験でも給与がかなりアップしたことも嬉しい驚きでした。
現場に配属される前の導入研修で、「先生(医師)宛の手紙・メールを書いてみましょう」という時間がありました。異業界出身のため医療業界を知りませんので、当然のように「○○様」「〇〇先生」という形で書き始めました。すると講師が待ってましたとばかりに、「先生の宛名は「○○先生御侍史」と書きましょうね!」と教えてくれました。恥ずかしながら、初めて聞いた言葉だった為、違和感がありました。しかし、現場に出てみるとMR全員が当然のように使っていて、知っておいてよかった!と心から思いました(笑)
ちなみに、御侍史(おんじし、ごじし)の侍史とは”秘書”や”お付きの方”、御机下(ごきか)の机下とは文字通り、”机の下”や”その辺り”という意味です。医師が目上の医師に手紙を送る際に使われている敬称(脇付)で、御侍史には「直接お送りするのはおそれ多いので、お付きの方が開けてください」、御机下には、「机の上に置いていただくほどのものではございません。机の下にでも置いてください」といった意味があります。実際に医師が全く読まないことや机の下に置かれることはありませんが、尊敬と謙譲の意味が込められています。これが医療業界全体で習慣化し、MRから医師に対して手紙を送るときにも敬う気持ちを込めて使用されています。
これは製薬メーカーによって違うかもしれませんが、先生に資料を使って製品を紹介するときは必ず「ペンで失礼します」と言ってから指ではなく、ペン先で紹介したい部分を指すようにと、研修時に指導されました。私の中ではペンで指し示すのはエラそう、失礼なのでは?と思っていましたが、講師曰く「なんで汚い指を見せつけられなきゃいけないんだ」とのこと。まぁそう言われるとそうかと…今ではすっかり慣れてしまいましたが(笑)。
今回ご紹介したのはごく一部ですが、色々驚くことも多いこの業界、私は飛び込んでよかったと思っています。今後ますます競争が激化し、環境も変わることが想定されていますが、変化を楽しみながら頑張りましょう!
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