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サナギさんに聞く、「ナギサさん」のホントのところ ー サナギさんに聞く、「私の家政夫ナギサさん」シリーズVol.3

作成者: Admin|2019/04/05

こんにちは。前回に引き続き、テレビドラマ「私の家政夫ナギサさん」をテーマにドラマの中のMRと現実のMRの違いを楽しく解説していくブログシリーズです。
3回となる今回は、メイMRが田所MRに処方を他社に切り替えられるものの、ドクターの講演会を実現させる回についてサナギさんにお話を伺いました。

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Writer: GEN

コーポレート・コミュニケーション部所属。テレワーク中のリフレッシュ方法は散歩。

大自然に囲まれたエリアに在住しているためにセミの鳴き声がweb会議で目立ってしまうこの頃。
ナギサさんシリーズのブログを書き始めてからあいみょんの音楽を聞くように。

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Vol.3
①明け方まで資料作成!?ホントはMRは資料の変更はできない?

②ドクターは講演会に来場する際、電車に乗らない(?)

③講演会後に行われるのは!?

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①明け方まで資料作成!?ホントはMRは資料の変更はできない?

GEN
今回は、相原メイMRが講演会の指揮統括を行ったときのことを伺いたいと思います。
メイMRは講演会の資料らしきものを作成していて、明け方くらいまで頑張っていたシーンがあったのですが、それを観て「MRってこんなに大変なのか・・・」と思ってしまいました。毎日運転する仕事なのに大丈夫かしら、と心配になっちゃったのですが・・・

サナギさん:
実は観ながら、あれ?何をこんなに頑張ってるんだろうと不思議に思っていました。


GEN
:と言いますと・・・?最近のMRの業務にはあまり当てはまらない感じですか?

サナギさん:

うーん、そうなんですよ。
講演会の演者が発表する資料はMRが作成したり修正したり、と手を加えたりすることはできません。発表資料は製薬会社が作成し、販売情報提供ガイドラインで審査を通ったものしか使用できません。医薬品に関わる情報ですから、厳密に管理する必要があるんです。
なので、なんでこんなに頑張っているのかなと思いながら観ていました。

GEN

なるほど。ただメイMRは超仕事ができるエースMRという設定なので、資料作成や修正ができないとしても事前準備で相当勉強しそうです。

 

サナギさん:
そうですね。

ちなみに私の経験ですと、新薬が発売される時などには座学の研修やロールプレイングももちろんありましたが、現場で勉強することが多々ありました。治験データをもとにドクターに新薬についての説明を行うのですが、治験はどうしても限られた人で行うしかないので、治験者の中にいない生活スタイルやバックグラウンドを持った患者さんが来院されたときにドクターからその新薬が使えるか、という質問を受けたりするんです。

患者さんの生活スタイルや既往症などは無限の組み合わせがありますよね。いろいろなケースを想定して準備をしていても、思いがけない質問をいただいて、それを調べて返答することの繰り返しの中で発見することがとても多かったです。

GEN

なるほど。「想定外の質問」をできるだけ減らし、ドクターからの質問にすぐ答えられるようにするには勉強する必要があるわけですね・・・やはりMRは勉強が重要、と。

②ドクターは講演会に来場する際、在来電車に乗らない(?)

 GEN
さてさて、メイMRは無事に講演会の日を迎えることになったようですが、肝心の肥後先生が電車の人身事故により講演会に間に合わない!?というシーンがありましたよね。ハラハラしました。タクシーも長蛇の列、これはまずい・・!!という状態。こんなこともあるのですか?

サナギさん:
あのシーンはもしそんな状況になったら…と私もハラハラしました。

ただ、現実的な話をしてしまうと、実際はあまりないシチュエーションですね。そもそも、講演会で登壇するドクターの移動に在来線を使うことはほとんどなくて。開催される場所にもよりますが、今回のドラマの場合は、都会で開催されていて、ドクターも地方のドクターではないので在来線は使わないかなと思いました。

電車遅延で開催ができなくなったりスタートが遅れてしまうと、参加いただいたドクターの貴重な時間を無駄にしてしまうことにもなります。遠方からお越しいただく時は新幹線や飛行機のこともありますが。新幹線ですと人身事故や遅延も少ないですよね。


GEN

え!そうなのですか。やっぱりそこはドラマなので(笑)
ドラマでは結局メイMRが車で迎えに行っていましたが、これもやはり現実では起こりえないことなのでしょうか。

サナギさん:
ということになりますね。
ドクターをMRの自動車に乗せることは会社のルールで禁止されています。

GEN

ではリアルの世界ではメイMRの行動はOUTですね。でもここもドラマを盛り上げる設定ということで。

③講演会後の必須事項

GEN
そして講演会はなんとか無事に終了し大盛況、メイたちは講演会終了後に営業所のみんなでお疲れ様会という流れになっていましたが、こういう講演会やセミナーの後に懇親会みたいなものは開催されないのですか?

 

サナギさん:
ほとんどの講演会で開催されます。
昔は懇親会と呼んでいましたが、最近は情報交換会、意見交換会という位置づけです。これなくしては講演会の意味が半減する、といったら言い過ぎかな…でも大切な時間です。

ドクター同士の情報交換はもちろんのこと、MRは講演してくださったドクターに感謝を伝えたり、参加してくださったドクターにご挨拶したり、とコミュニケーションをとることが重要になってくるのです。ちょっとした会話であっても、MR活動につながるヒントがたくさんあるんですよ。
前回お伝えした「新規採用」や「処方」に大きく影響してくる、というわけです。

GEN

ということはあのドラマのシーンはきっと情報交換会の後で、営業所のみんなでお疲れ様会をしていた、ってことですね。講演会と一言でいっても事前準備から情報交換会まで相当な労力がかかりそうです。

サナギさん:
確かに準備から始まって講演会当日の統括、情報交換会の段取りなどやることが沢山ありますのでヘトヘト・・ということももちろんありますが、その後に新規採用となり処方をしていただくことになり、ドクターから医薬品について高評価をいただけるととても嬉しいですし、MR冥利に尽きるものです。MRとしてはやはり自社製品を処方していただき多くの患者さんを救いたいので。

GEN

メイMRも使命感に燃えていましたものね。
MR
はドクターやナースのように直接ではなくても間接的に患者さんのためになる仕事なのだな、と改めて感じました。

本日もありがとうございました!

サナギさん:
ありがとうございました。


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いかがでしたでしょうか。講演会についてもリアルの世界が垣間見えましたね。
ドラマの展開もますます気になりますね。

引き続きサナギさんにいろいろと解説していただこうと思いますので次回もお楽しみに!

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MR
の仕事は医療機関への訪問のほか、講演会や、医療機関での説明会の開催など多岐に渡ります。
医師になることは出来なかったけれども医療に貢献したい、という気持ちからMRへと転職する方も少なくありません。

MR
の仕事をもっと知りたいという方はぜひ下記のコンテンツもご覧ください。

MRの職種紹介

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■ナギサさんに聞くブログシリーズ
v1. サナギさんに聞く、"ここが違うよ『私の家政夫ナギサさん』"
v2. 「そうなんですよ!ナギサさん」

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