オンコロジーMRって？　ーサナギさんに聞く、「私の家政夫ナギサさん」シリーズVol.4

こんにちは。前回に引き続き、テレビドラマ「私の家政夫ナギサさん」をテーマにドラマと現実のMRの違いを楽しく解説していくブログシリーズです。最近ドラマをきっかけにMRを目指したいという方も増えてきているとのこと。このブログが何かの役に立つことができたら嬉しいなと思いながら書いています。

さて、第4回目となる今回は、メイMRのチームが主催した勉強会に関連してオンコロジーについておなじみ当社の元MR、「サナギさん」にお話を伺いました。

オンコロジーMRのイメージ

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Writer: GEN

コーポレート・コミュニケーション部所属。テレワーク中のリフレッシュ方法は散歩。

大自然に囲まれたエリアに在住しており、不思議な生き物を発見することもしばしば。
最近はナマズのような巨大ウナギを川で発見。近所のおじいさんもびっくり！

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Vol.4
オンコロジー？勉強は大変？

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GEN：
サナギさん、まず、オンコロジー、それからオンコロジーMRって何ですか？

サナギさん：
オンコロジーの言葉自体の意味は、腫瘍学（oncology）のことを指します。がん専門領域のことを指すときに、オンコロジー領域と言っています。なので、オンコロジーMRとは、がん領域の治療薬を担当するMRということになります。

GEN：
なるほど。では、ほかにも領域があるのですか？

サナギさん：
はい。MRが担当する領域は大きく分けると2つあり、プライマリー領域とスペシャリティ領域です。
プライマリー領域は、風邪や糖尿病などの生活習慣病といった疾患に対する医薬品が対象です。一方、スペシャリティ領域は、がん、免疫疾患、HIVなど、専門性が高い疾患の医薬品が対象です。ということで、オンコロジーもスペシャリティ領域の一部ということになります。どの疾患がどちらの領域に属するかは、場合によって、製薬企業によっても違いがありますが、一般的にはこんな感じです。
今回の放送では業界で働いていないとよく分からない単語が多く出てきましたね。

GEN：
そうですね。そのオンコロジーですが、メイMRたちのチームはオンコロジー勉強会を開催するも、ドクターの質問にうまく答えられず沈んでしまうというシーンがありました。メイMRたちは随分と下準備を頑張っていたのに・・と思いながら観ていました。
オンコロジーってそんなに難しいんですか？

サナギさん：
難しいと思います。もちろんプライマリー領域MRも勉強は必要ですが、オンコロジー領域は病院担当の経験や学術知識のほか、学会で情報を得て知識習得に自ら励む必要があります。

今回ドラマの設定ではメイMRはオンコロジーMRではないという設定だったと思うので、彼女たちにとっては相当難しかったと思いますよ。

GEN：
同じMRでも担当する領域で全然勉強内容が違ってくるのですね。今回新たに登場したオンコロジーMRの垣内さんがちょっと不機嫌だったのは、それだけ勉強をして専門知識があるというプライドとメイMRたちの勉強不足を感じたからなのですね。

サナギさん：
そうかもしれません。でもプライマリー領域の経験も大切なんです。なぜなら、オンコロジー領域の患者さん、つまりはがん患者の方々には基礎疾患をお持ちの方が多くいらっしゃるためです。がん治療をしながら基礎疾患についても考慮にいれた情報提供ができるとドクターも安心してくださいます。

GEN：
そういうこともあるのですね。そういえば勉強会にはメイたちMRのほか、学術部の薫さんも出席していましたよね。この学術部の仕事についてもブログで触れていこうかと思います。

サナギさん：
それはいいと思います。なぜMRと関わるのか知らない方も多数いらっしゃると思います。また、昨今ニーズが高まっているMSLについてもぜひ！

GEN：
そうですね。企画を進めます！。

今回もありがとうございました！

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いかがでしたでしょうか。
ドラマは最終回を終えてしまいましたが、しばらくの間、ドラマ振り返りということで引き続きサナギさんにいろいろと解説していただこうと思いますので次回もお楽しみに！

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MRの仕事は医療機関への訪問のほか、講演会や、医療機関での説明会の開催など多岐に渡ります。
医師になることは出来なかったけれども医療に貢献したい、という気持ちからMRへと転職する方も少なくありません。

MRの仕事をもっと知りたいという方はぜひこちらのコンテンツもご覧ください。

MRの職種紹介
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