こんにちは。
通勤時に工事の様子を眺めていた高輪ゲートウェイ駅が先日オープンしました。
工事が進む様子を見る楽しみがなくなってしまって寂しいような…。
まぁしかし、きっとこの後は駅周辺がどんどん開発されていくのでしょうからそれを観察して楽しむと致しましょう。
さて、桜の開花や見ごろのニュースも届き始めた今日この頃、大学を卒業した皆さんは社会人デビューを目前に緊張と希望に満ち溢れていることでしょう。
4月になると街にあふれるフレッシャーズスーツ姿の、ちょっと所在なさげな、それでいてキラキラとした若者の姿は、こちらの気分も少し若返らせてくれる効果があるような気がします。
でも、そのフレッシャーズ効果を社内で受けることはできません…
なぜなら、当社では現在は新卒採用を行っていないのです…。その代わり、毎月新しくスタートしようというキャリア採用で多くの入社者の方々を迎えています。
いくつかの製薬企業や他のCSOを経験されてきた方、一度異業界にチャレンジした方、新卒入社後はじめての転職をした方…経歴は実に様々です。
当社に入社されると月初にオリエンテーションが行われ、その一環で本社オフィス内でのささやかな歓迎のセレモニーがあります。業務中の社員もこの時ばかりは作業の手を止めて集まり、入社者の皆さんの抱負のコメントに大きな拍手で応えます。
私は、この時間が結構好きでして。
転職の理由は十人十色、全く同じということはないでしょう。
職種もMRだけでなく様々です。
しかし、新しい環境で仕事を始めるぞ!というエネルギーには共通するものがありますし、そのエネルギーは周囲に活力をもたらすと思うのです。
そんなわけで月初のこの時間が好きなんですよね。毎月、「よーし、私も頑張ろう!」と奮い立たせてもらっています。
おっと寄り道が過ぎました。
では、なぜ当社が新卒採用をせず、キャリア採用しか行っていないのかというタイトルに戻りましょう。
実は新卒採用は行っていた!?
冒頭で書かせて頂いたように、当社は現在新卒採用を行っていません。しかし実は、過去には新卒採用も行っていました。
現職のマネージャーにも新卒で入社した方がいますし、昨年度のレコグニションプログラム(※)でMVP賞に選ばれた社員の中にも新卒入社でMRのキャリアをスタートした方がいます。社員全体から見れば人数割合は少ないですが、皆さん大いに活躍中です。
レコグニションプログラム(※)
シミック・アッシュフィールドでは「レコグニション(認知・称賛・感謝)」の文化を大切にしており、優れた活動を行った社員を表彰する様々なプログラムがあります。
レコグニションプログラム(報酬・福利厚生のページに移動します)
今も「新卒採用はこの先何があっても未来永劫絶対にしない!」といった方針があるわけではありません。
ただし、近年は即戦力を求めるニーズが過去に比べて高くなっているため、当社においてはキャリア採用に特化しているのが実情なのです。
コントラクトMRに求められること
MR総数の減少傾向が示すように、様々な製薬企業が自社MR数を抑制している中で、コントラクトMRに寄せられる期待は当然高まっています。
実際、製薬企業が自社でMRを抱えるコストやリスクと照らし合わせるとコントラクトMRの活用は財務、オペレーションの観点からも合理的です。
とはいえCSOサービスも安価ではありません。となれば、コントラクトMRによる高いパフォーマンス、早期の成果創出、周囲への好影響を期待するのはもっともな話です。
キャリア採用で転職された方はもちろん担当する製品は前職と異なるものになるので、新たな知識の獲得や医師との新たな関係構築、配属先クライアントの業務ルールなどの習得等も必要です。
しかし、経験に基づくノウハウがあることから立ち上がりのスピードが大いに期待できます。
それと比較すると、社会人の基礎から教えなければならない新卒入社のコントラクトMRでは現状のニーズに応えることが難しいことは想像に難くないと思います。
では、なぜMRの未経験者を採用しているの?
MR未経験の営業職経験者はまた違った角度での話になりますが、彼らにはMRの経験はなくとも、営業スキルやノウハウがあります。
ガイドラインなどの規制はありながらも、異業種経験者ならではの発想とフットワークで難関ターゲットを攻略するような、別の切り口で顧客のニーズに応えるのです。
そのため、MR未経験ポジションは採用を行っています。(このあたりの事例は、別の社員ライターがそれこそ「経験」に基づいて後日書いてくれる予定なのでお楽しみに!)
ということで、業界全体の変化の中で、コントラクトMRに対する期待がより高度なものとなり、同時に即戦力が強く求められる傾向があることから当社では現在新卒採用を行っていないのです。
コントラクト(Contract)、すなわち「契約」には期間が必ず含まれます。期限のある中で結果を出すことを求められるコントラクトMRという職業はますますプロフェッショナル性を求められるようになるのではないかと思います。
そして、同じ製品での活動ではなく、“プロジェクトを重ねるごとに異なる製品、営業戦略の中での経験を積む“というコントラクトMRとしての経験は、当然経験値獲得のスピードも速く、より一層プロフェッショナル性を高めていける形態と言えます。
個人的には、また新卒採用が出来たらなぁ、と思ったりもしています。製薬企業で新卒MRの採用がグッと少なくなっている現状で、MRの平均年齢は上がり続けているわけです。この若返りにCSOだからこそ貢献できるんじゃないかと。
前述のとおり、コントラクトMRは経験値獲得のスピードが速く、それは元新卒入社の社員の活躍も証明していますから、そんなに夢物語じゃないと思っています。
CSOだからこそ製品軸ではない新しいMR像にもアプローチしやすいはずとも思いますし、何せやはりフレッシャーズ効果というのは組織を活気づけてくれると思います!
そのためにはもっともっとCSOビジネスを成長させて、CSOサービスの価値を高めなくてはなりませんね。
自分で書いて自分で勝手に盛り上がっていますけれども…、若返りはさておいてもまだまだCSOビジネスが事業活動を通じて製薬業界に限らず広くライフサイエンス・ヘルスケア業界で貢献しうる項目が沢山あると思います。そういうポテンシャルがこの業界で、この会社で働く中での面白いところだなぁと改めて思った春なのでした。
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Author:ヤスジ
2011年入社。ブログの文体が安定しない40代。
飲んでいた薬の影響で人生初の献血NG体験をしました。…悔しい。
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