MR認定試験を乗り切ることができた言葉
MR認定試験合格までの日々は私にとって人生で一番「いっぱい、いっぱい」だったのですが、それを乗り越えられたのも、折に触れてかけられる先輩や研修講師からの言葉や、自分で自分に言い聞かせた色々な言葉があったからだったように思います。
その中から、まずは、私が一番強く印象に残っている言葉についてのお話しです。
その１：「焦るな、自分にあった勉強のやり方、自分のペースがある」＆「長丁場の戦い、勉強時間と試験の点数は正比例」
いずれも入社後の導入研修の講師からかけていただいた言葉です。
導入研修は私のように異業種からの転職者など、MR認定資格取得を目指す社員が受講する研修です。
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集合型の研修なので、同期の入社者全員が同時にスタートを切って、全く同じカリキュラムを受けていくのですが、それでも過去の経験や予備知識等で覚えるスピードに差が出てきます。
私は覚えがよくなかった方で、理解が速い人に対して劣等感を抱いたこともありました。
さらに研修が終わって現場に配属されると、今度は仕事と勉強を両立しなければならなくなり、焦りまで抱えていたのですが、そんな私をこの言葉が支えてくれました。
講師いわく、「導入研修終了から試験までの頑張り次第では挽回どころか逆転できることもよくある」のだと。私はそれを信じ、カメとして一歩ずつ努力を積み重ねていく中で、自分の努力のペースを身に着けました。
ここまで読むと、「研修が終わったらあとは自分だけで勉強するの？」と思われるかもしれません。
もちろん自分で勉強するのは基本です。とはいえ、当社では導入研修後も試験に向けて会社からのサポートがあります（認定試験受験へのバックアップ体制が整っているかは会社選びの大切なポイントです）。そして、会社から提供される合格に向けたレールにしっかり乗り、自走する事が重要です。
これは自分がマネージャーという立場になってつくづく思います。
その２：決断とは字のごとく“決”めたのなら障害となるものを“断”ち切るんだ
次は先輩MRからかけられた言葉。
この時の私はというと、現場に配属された後、まだ業務にも不慣れな認定試験5か月前の7月に妻が産前の入院に入り、そこから3か月間は仕事先⇒妻が入院する病院⇒自宅を行き来する毎日。
そして試験2か月前の10月に早産で双子の子供が生まれてからは、妻とともに二人の子供の育児に奔走することに。試験日が近づく中、まとまった勉強時間を確保できず、定期模試では常に下位数10％と低迷したのもあって精神的にも追いつめられていました。
その姿を見かねたのでしょう。先輩からいただいたのが「合格すると決断したのなら、勉強時間を確保するために何かを断ち切りなさい、決断とは字のごとく“決”めたのなら障害となるものを“断”ち切るんだよ」という一言でした。
最終的には実家に帰り、部屋にこもって睡眠・風呂・食事以外の全てを充てることで勉強時間を補いました。私の決断を理解し、応援してくれて家庭を支えてくれた妻や勉強に打ち込める環境づくりをサポートしてくれた家族には感謝してもしきれません。
ちなみにこの決断の話は、私がマネージャーとして担当した受験者のMRさんにはよくお話しさせて頂いています。MR認定試験合格にはこれくらいの“決断”が必要です。
最後も先輩からもらって、自分でも言い聞かせた言葉をご紹介します。
その3：「認定試験が全てではない、MRとして仕事が出来る出来ないは試験の点数では決まらない」
いいんです、受かれば。なんて言ったら怒られてしまいそうですが、知識習得のスピードには個人差があります。先程申し上げた通り私はカメタイプ(脳より、筋肉とスマイルを使って生きてきたタイプ。今もですが..)でしたので、この言葉は力になりました。
要は、コントラクトMRとして評価を得るための大切な要素は他にもあるという事ですし、実際に認定試験で合格点ギリギリでもその後大活躍なんてのも良くある話です（もちろん、満点を目指して頑張ることは重要ですよ！）。
ちなみにMRとして大切な要素に触れた記事もあるのでよろしければご覧ください。
関連記事：【コントラクトMRとして成長したい方】コントラクトMRとして急成長するのはどんな人？
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ここまでMR認定試験を乗り切るための支えになった言葉をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
一番大事なこと、それは「あきらめない」ことです。
転職1年目は、思った以上に心が折れそうになる事が多いものです。前職での経験で自信をもって医療業界にチャレンジしてくる人も結構多いと思います。私もそうでした。
しかしMRとして現場に出ると、業界の特殊なルールなど大小たくさんの壁がそんな自信を砕きに現れます。でも勉強はあきらめずにコツコツと続けましょう。
これから受験という方には、是非仲間と協力し合って良い体験談を作って頂きたいと思いますし、合格し、同じ業界の仲間として楽しく仕事が出来る事を心から願っております。
この記事がMR認定試験の勉強中の方にとって何かしらのサポートになればと思います。
それではまた次のブログでお会いしましょう！
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