昨今（というかもうずいぶん長い間）MRを取り巻く環境は変化が激しく、現在MRとして仕事はしながらも漠然とした不安（不満）がある方も多いかもしれません。そんなあなたが少しでもスッキリした気持ちで働けるキッカケになればと今回は私の過去の経験を共有しながら、今感じていることをお伝えします。
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Writer ペンネーム : 子供会指導者代表
異業種から未経験でMRとして他社CSOへ入社。
メーカー転籍の後、経験者MRとして入社。3年間のMR活動を経てマネージャーに。最近は釣りに夢中。
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あなたは働く中で、こんなことを感じた経験はないですか？
① 自分では頑張っているのに、なかなか評価してもらえない（わかってもらえない）
② 営業力には自信があるけど、このパイプライン（製剤/商品）では勝負出来ない
③ 何も教えてもらえないから、ここにいても成長できない
恥ずかしながら、これらは過去に私が感じたことのある不満や不安のほんの一部です。あなたには、全てが当てはまらなくても、1つぐらいは感じた経験があるのではないでしょうか…。
ただ、こんな感情を抱いたままでは、何をやっても仕事が楽しくないし、上手くいかない、良いアイデアも出てこないし、そもそも考えたくもない。。。かつての私もまたそんな日々の繰り返しでした。
こうした時に負のスパイラルに陥ることなく、仕事が少しでも順調に出来るよう、3つの課題それぞれにその時の状況や感情、考え方を整理していきましょう！
今回はこちら！
■「上司（会社）が評価してくれない、自分のことをわかってくれない（見てくれない）」問題
必ずと言っていいほど「自分は頑張ってるのに」というフレーズが付いてくる気持ちです。こう考える人は、実際頑張っているのだと思います。少なくとも「今日もサボるぞー！」と毎日過ごしている人には出てこない感情でしょう。
「こんなに頑張っているのに、なんで評価してくれないんだ？！」
その気持ち、めっちゃわかります！！
昔の私はその理由を「自分は上司に嫌われているから」「上司とは性格が合わないから」「上司が部下のことを見ていないから」…などと全て「相手が悪い」と考えていました。“他責”にすることで自分は悪くない、と自己擁護しつつ、不満だけを募らせていたのです。
「だからモチベーションが下がった」「やってやれるか！」こうなると地獄ループの始まりです。そうなる前にこんな考え方で自分の感情を整理してみましょう。
・上司（会社）があなたに求めていることを「明確/具体的に」理解していますか？
・自分の考え（プラン）や具体的な活動、進捗状況は共有（可視化）出来ていますか？
・「理解 して欲しい」と思う事柄について、あなたは相手におけるその事柄を正しく理解していますか？
当時の私は、これらの質問を向けられたら「わかっている、出来ている」と答えたと思います。しかし、今振り返ると全て自分の価値観や判断による思い込みがほとんどだったと感じます。
自分の考えばかりを優先して、相手が求めていないところでどんなに頑張っても報われません。もし自分の考えを優先すべき理由があるなら、それを相手に伝え共感や理解（あるいは承認）を得た上で取り組むなど、ワンアクション加えることで変わるかもしれません。
どんなに頑張っても、事前の活動計画や目標設定、途中の取り組み状況の報告などを怠ってしまうと、成果の価値が変わってしまいかねません。目に見えるカタチでしっかりレポートすることは自分のためでもあるのです。
相手に理解して、と思う以上は相手のことを理解する努力も必要です。友達同士ならそんなことも無意識にできてしまいますが、相手が友達ではないのなら、理解する努力が必要なんだと思います。
仕事は他人とのコミュニケーションが重要になる分、当然「好き/嫌い」も、「相性が合う/合わない」もあるでしょう。相手も同様で、これは仕方のないことです。ただ、仕事においては“お友達”になる必要もありません。（仲良くなるに越したことはないですが）
不満のある環境を変えるためには、まずは自分を振り返ってみましょう。上記の観点で、客観的な視点から自分を分析してみて下さい。ぜひ客観的に、フラットな気持ちで考えてみてください。自分のダメな部分を見つけるためではなく、これは改善点を見つけるポジティブな自省のアクションです。
1％でも、自分の考えや行動を変えるべき改善点や、工夫出来そうな点が見つかれば話は早い！まずは、その点を意識して自分自身を変えてみましょう。自分の発言や行動、意識を少し変えるだけで、意外と働きやすい環境が出来てくるものです。
私が、不満だらけの過去から変われたきっかけは、CSO企業に入ってしばらくしてからでした。
普通の企業だと自分の評価をする上司は物理的に身近な存在な事が多いですよね。ところがCSOの場合、マネージャーは普段そばにはいません。日々の取り組みをしっかりマネージャーに認識してもらうには、待ちの姿勢ではなく積極的に伝える方が確実です。また、近くにいる配属先の所長は、日常業務においては上司‐部下のような関係ですが、実際には「お客様」です。所長のニーズをしっかり把握すること、所長の見ている方向を理解することが顧客満足につながります。
それが分かってきて自分の行動を変えてみたら、どんどん自分が働きやすい環境になっていきました。
でも、これって、どんな会社でも同じく大事なんですよね…。
転職する前に気づいていたら、また違ったキャリアがあったのかもしれませんね。ま、でもそういう過去があるから今こうしてマネージャーとしてやりがいをもって働けているわけで…（笑）
同じように感じている方、そうでない方も反面教師として、今後も気持ちよく働けるきっかけになれば幸いです。
次回は、
「"営業力には自信があるけど、このパイプライン（製剤/商品）では勝負出来ない"問題」を取り上げます。
それではまた！
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