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MR認定試験 体験記 その1

これからMRを目指したい方、MR認定試験の勉強って大変なの?といった疑問をお持ちの方に向けて、実際にMR認定試験を受験した社員の体験記をお届けします。

Male student working through his books

執筆者:サンシャイン山崎

異業種から転職し、未経験のMRとして当社に入社後、複数プロジェクトを経験。現在30代マネージャー。千葉を愛し、千葉に愛された(い)男

 

私がMR認定試験を受けたのは10年も前。振り返ってみてもMR認定試験はもう2度と受験したくないというのが正直な所感です。私の場合、特に試験前の3ヶ月が本当にハードでした。そんなわけで、ご自身のためにも必ず1回の受験で合格できるよう万全の準備をして臨みましょう!

 

(ちなみに、誤解を招きたくないので先に申し上げておきますと、読んでいただくとわかると思いますが、大変だったのは私自身に原因があったため、反面教師的に見ていただくのがこの記事の正しい読み方かと思います!)

 

 

さて、あなたは今までにどのような「受験」をされてきたでしょうか。小学校・中学校受験を経験している方、そして1番多いであろう高校・大学受験が一般的なところでしょうか。他にも、世の中にはたくさんの資格があふれているので、資格取得のために「受験」されることもあると思います。

 

私の受験経験はといいますと、高校・大学受験、ちょこっと英検(懐かしい)、珠算の昇段試験、最初の就職先での宅建資格試験、といったあたりでごく一般的です。それらと比較してもMR認定試験は大変だったように感じます。おそらく人生で1番勉強したのではないかと感じます。。

 

そのように感じるポイントは次の4つです。

  1. 記憶力のピーク時を越えてからのインプット
  2. まったくの無知からスタート
  3. 試験までの自己管理
  4. 仕事をしながら勉強

 

ひとつずつ解説していきます。
これからMRを目指す方の参考になりましたら嬉しいです。

 

 

  1. 記憶力のピーク時を越えてからのインプット

studying hard  for MR examination
MRへの転職を志したのが28歳の時。学生の頃と違ってなかなか頭に入ってこないのです。。こんなに衰えたのかとショックを受けました。そもそも私はあまり勉強が好きではなく…。

幸い、好きではなくてもくらいついていける性格だったのでなんとかなったのかなと思います。
ただ、MRの仕事を始めてからは、勉強することで自分の仕事の結果に返ってくるので興味を持って吸収できるようになりました。その知識の意味、といったことを理解する前の段階にいた私には難しさがあったのかもしれません。裏を返せば、学生時代と比べて記憶力は落ちても、意味や価値を見出すことで大人の記憶力は何歳でも発揮されると思います。ですから、これからチャレンジする方には、ぜひこの導入研修(※)の意味・意義をしっかり認識することが大切だと思います。

※導入研修:未経験からMRを目指す方が当社に入社された後、一番初めに受講する研修です。

導入研修については職種紹介ページの「資格取得・研修制度」のコンテンツをご覧ください。

未経験から始めるMR:資格取得・研修制度

 

 

 

  1. まったくの無知からスタート

それまでの学校の勉強は、何かのベースがあって、そこに積み重ねていくわけですから、右も左もわからなくなることはありませんでした。しかし、私にとって医療・人体・薬・歴史・疾患はまったくの初めての分野でしたので最初は本当に戸惑いました。

ただ面白いことに、自分や身内がかかったことのある疾患や処方されたことのある薬の知識は頭に入ってきたのです。不思議な感覚でした。何かしら自分に関連を見出すことは勉強のコツかもしれません。

それでも講義漬けの日々を送るうちに、次第に点と点がつながっていき、理解が深まっていきました。未経験の分野での挑戦ですので戸惑いはきっとあると思いますが、『継続は力なり』ということを実感すると思いますよ!

 

 

Be Prepared sign with clouds and sky background

  1. 試験までの自己管理

毎年12月に試験が実施されます。私の場合は1月入社でしたので、試験までの期間が丸1年。十分な準備期間があったとも言えるのですが、私の悪いところが出て、ついつい中だるみしてしまい、試験に向けた緊張感が緩むことがありました。夏頃に行われた模擬試験の結果は当然残念なものだったにも関わらず「でもまだ時間があるし…」と言い訳をしていたことも。振り返ると、この時の気の緩みがラスト3か月の辛さを生んだわけで、自分で自分の首を絞めていたのです。。

入社のタイミング次第で試験までの準備期間はまちまちになりますが、最後の試験だけを気にするのではなく、しっかりと中間の目標を置いて取り組めばもっと無理なく着実に準備できたのではないかと思います。

 

 

 

  1. 仕事をしながら勉強すること

入社時期や配属プロジェクト(※)にもよりますが、大半の方が現場で活動しながら並行して試験勉強を行うことと思います。配属され、MR活動が始まると、本業に集中しなければいけないことが沢山あり、担当する製品についての知識もどんどん身につけなければなりません。医師にとっては、私が異業種から来た新米MRであることなど当然関係なく、クライアント企業のMRとして活動することが求められます。そのような環境なので、扱っている製品に関する知識は、業務の中で自然と覚えることができます。

とはいえ現場の仕事もありながら、MR認定試験も待ったなし。自分で意識して学習時間を作らないと目の前の業務に手いっぱいになって、試験準備がおざなりになってしまいかねません。自分自身で時間のマネジメントをすることは大変でした。

MRは裁量の大きな仕事です。新人の時期はタフな状況といえるかもしれませんが、これをマネージできれば、その後の活動もしっかり計画を立てて取り組むことができるはずです。

※プロジェクト:入社後に導入研修を終えると、クライアント(製薬企業・医療機器メーカー等)に配属されますが、配属は業務内容と勤務期間等に関する契約を単位としており、その単位を「プロジェクト」と呼びます。

 

ということで、私のMR認定試験受験が大変だった理由を書き連ねましたが、少なくとも私のように全くの異業種から来たメンバーも、MS(医薬品卸)などで近しい業界から来たメンバーも皆、程度の差はあれども最初は不安を抱えていましたし、新しい知識を勉強するということには努力が必要なのは間違いありません。

 

それは何もMRに限ったことではなく、どんな仕事でもそうだと思います。ただ、医薬品という命に関わる製品を扱う以上、最低限の基礎知識を有することの証明としてこの認定資格は重要です。MR認定試験合格はMRキャリアのスタートラインです。ぜひ、MRキャリアに挑戦したい熱意と努力をもって勝ち取ってください。

 

ちなみに、私が受験した当時と今では導入研修のプログラムやサポート体制も全然違っています。また、試験の内容も変わっています。MR認定試験そのものについてや勉強のコツは当社人財開発部のレオンさんがブログで紹介していますのでそちらの記事もぜひ読んでみてください。

MR認定試験のキホン -MRに必須の3つの項目とは?

 

 

最後になりますが、「人生で一番勉強した!」という経験は、冒頭で申し上げました通りもう1回経験しなさいと言われても丁重にお断りしたいですが、私自身の財産であり、自信にもつながりました。これからMRキャリアを目指し、認定試験に挑むという方にも、「人生で一番勉強する」という心意気をもってやり切っていただきたいと思います!

 

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