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MR認定試験 体験記 その2:試験直前に家族が増えた!いっぱいいっぱいの私を救った言葉たち

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こんにちは。

最近テレビで主人公の職業がMRのドラマ、「私の家政夫ナギサさん」が放映されていますが、ご覧になっているでしょうか。
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の認定資格を取得するために必要な「MR認定試験」を受験し、合格しなければならないのですが、このドラマのMRさんたちも試験に合格したってことだよなぁと思いながら観ています。
今回はそんなMR認定試験の受験者だった時期のことに思いを馳せつつお話ししたいと思います。




執筆者:T.Y
サーフィンをこよなく愛するマネージャー。自動車ディーラーからMRに転職、CSO企業のコントラクトMRを経てプロジェクトマネージャーとして活躍中。

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この冬の受験を控える方々や、MRへのキャリアチェンジを考えているみなさんの参考になればと思いまして、受験者だった当時に自分が救われた言葉や、その後、マネージャーとして受験者に掛けてきた言葉をご紹介しながら綴りたいと思います。


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認定試験を乗り切ることができた言葉

その1:「焦るな、自分にあった勉強のやり方、自分のペースがある」&「長丁場の戦い、勉強時間と試験の点数は正比例」

当時の事を思い出すとよく頑張ったな、と今でも思いますが、いろんな言葉で先輩から励まされ、又いろんな言葉で自分を慰めながらやってきました。
まずは、私が一番強く思う事、印象に残っている言葉についてご紹介します。

異業界からの転職でMRを目指す方は新卒と違い、色々なバックグラウンドを持っている人がいます。理系、文系の違いだけではなく、医療業界は全くの未経験の方もいれば、医薬品卸企業の出身者など医療業界に関係した仕事を経験してきた方もいます。
さらに言いますと、独身の方から家庭や小さなお子さんを持った方などライフステージも様々なバックグラウンドを持った方がいます。
スタートラインの知識量は違っても、集合型の導入研修は皆が同じスピードで進むのですが、やはり毎日研修と確認テストの繰り返しをしていると、予備知識のある人、覚えの良い人とそうでない人の傾向が表れてきます。

私はと言いますと、どちらかと言うと覚えが良くはなかったので講義の理解が早く勉強時間が少ない人(いわゆる“頭がいい”と言われるタイプ)に対し劣等生の気持ちで過ごした期間は辛いものがありました。

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認定試験が実施されるのは12月。導入研修は入社してから通常で約2カ月間です。導入研修が終わった後は担当するエリアに配属されることになり、仕事をしながら勉強を継続しなければなりません。

実は、この集合研修の終わりから試験までの期間でウサギとカメのように逆転現象が起こるなんてことがよくあるのです。
導入研修終了後、配属された当時の私には焦りがあったのですが、そんなときに講師から言われた言葉が支えになりました。それが、

「焦るな、自分にあった勉強のやり方、自分のペースがある」、「長丁場の戦い、勉強時間と試験の点数は正比例」
という言葉でした。
私はこの言葉を信じてカメとして前進していく中で、「自分のペースがある」と感じるようになりました。

さて、ここまで読むと、「研修が終わったらあとは自分だけで勉強するの?」と思われるかもしれません。
もちろん自分で勉強するのが基本です。とはいえ、(会社によって差はあると思いますが)導入研修後も試験に向けて会社からのサポートがあります。「認定試験に向けた強力なバックアップ体制が整っているかどうか」は入社する会社選びで大切なポイントでもあります。そして、会社から提供される合格に向けたレールにしっかり乗り、自走する事が重要です。
これは自分が受験生だった時というより、マネージャーという立場になりつくづく思います。

しかしながら私はと言いますと、うまくレールに乗れなかった部類です。それには勉強が得意ではないということだけではない背景がありました…。


■家庭と、試験と、仕事と。人生最大の“いっぱいいっぱい”な日々。

ここでMR認定試験受験時の私の状況を振り返りたいと思います。

私は異業種(自動車ディーラー)からの転職で、妻が双子の子供を授かったタイミングで転職を決意しました。転職し導入研修が終わり現場配属後、認定試験の5ヶ月前である7月から妻が入院となってしまい、10月までの3ヶ月間は、慣れないMR業務が終わると妻が入院する病院へ通う毎日。

そして試験2ヶ月前の10月、早産にて双子が生まれてからはバタバタの毎日を過ごし、近づいてくる12月の試験に精神的にも追いつめられる日々でした。
受験生は本番の試験に備えて何度も模試を受けるのですが、私はいつも受験者の下位数十%をキープしていました。

「いっぱいいっぱい」という言葉をよく耳にしたり使ったりしますが、今思うと当時が人生で一番「いっぱいいっぱい」でした。

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認定試験を乗り切ることができた言葉

その2:決断とは字のごとく“決”めたのなら障害となるものを“断”ち切るんだ

そんないっぱいいっぱいだった私に言われた言葉がありました。それは、先輩MRからの「合格すると決断したのなら、勉強時間を確保するために何かを断ち切りなさい、決断とは字のごとく“決”めたのなら障害となるものを“断”ち切るんだよ」という言葉です。

最後は実家に帰り、部屋にこもり、睡眠・風呂・食事以外はずっと勉強をして勉強時間を補いました。
この「決断」の話は、私がマネージャーとして担当した受験者のMRさんにはよく伝えさせて頂いています。MR認定試験合格にはこれくらいの“決断”が必要です。

(私の“決断”を理解し、応援してくれて家庭を支えてくれた妻や、サポートしてくれた家族には感謝してもしきれません。)

また、日々先輩から励まされ自分を励ました言葉の一つがあります。


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認定試験を乗り切ることができた言葉

その3:「認定試験が全てではない、MRとして仕事が出来る出来ないは試験の点数では決まらない」


いいんです、受かれば、なんて言ったら怒られてしまいそうですが、知識習得のスピードには個人差があります。先程申し上げた通り私はカメタイプ(脳より、筋肉とスマイルを使って生きてきたタイプ、今もですが、、)でしたので、私にとってこの言葉は力となりました。要は、活動現場でコントラクトMRとして評価を得られる大切な要素は他にもあるという事です(以前のブログ参照:「急成長するMRってどんな人?)し、実際に認定試験で合格点ギリギリでもその後大活躍なんて良くある話です。(もちろん、満点を目指して頑張ることは重要ですよ!)

ここまでMR認定試験を乗り切ることが出来た言葉をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。MR認定試験の勉強中の方にとって何かしらのサポートになればと思います。

さて、最後に一番大切なこと、それは「あきらめない」ことです。

転職した1年目は、思った以上に心が折れそうになる事が多いものです。前職での営業経験で多少なりとも自信をもって医療業界にチャレンジしてくる人は結構多いです。私もそうでした。しかしMRとして配属されて現場に出ると、業界の特殊なルールなど大小たくさんの壁が現れては、ちょいちょい心が折れそうになります。でも勉強はコツコツとあきらめずに続けましょう。

これから受験という方には、是非仲間と協力し合って良い体験談を作って頂きたいと思いますし、合格し同じ業界で楽しく仕事が出来る事を心から願っております。

それではまた次のブログでお会いしましょう!

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