CMIC Ashfield ノート

MRとして「一人前」ってどういうこと?


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はじめまして。
これからMRにチャレンジしてみようと思っているアナタ、MRとしてもっともっと活躍したいと思っているアナタと、今日は「一人前」のMRについて一緒に考えたいと思います。

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Writer ペンネーム
 : 大ボケ小ボケ
製薬メーカーでMRとして勤務した後、シミック・アッシュフィールドに転職。2つのプロジェクトを経験し、現在はエリアマネージャーとして邁進中。週末の加圧トレーニング&キックボクシングと平日の宅トレでボディメイクにハマり中。まだメイク出来ていませんが…。
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Index
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一人前って?
わたしが一人前のMRになるまで
一丁前
出会い
引き出し

考える力をつける

考える力をつけるとどうなるの?
どうやって考える力をつければいいの?
繰り返し実践あるのみ!

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■一人前って?

辞書で調べるとこんな感じ。(小学館 デジタル大辞泉より引用

①一人に割り当てる量。ひとりぶん。ひとりまえ。「一人前の料理」
②成人であること。また、成人の資格・能力があること。ひとりまえ。「一人前のことを言う」「一人前に扱う」
③技芸・学問などが一応の水準に達していること。「一人前の医者」

まぁ、①②はさておき、③ですよね。
MR
でいう③技芸・学問などが一応の水準に達していること、ってどんな状態でしょう。
薬剤や疾患の知識が豊富にある?
病院のしくみがわかっている?
医療従事者と良好なコミュニケーションが取れる?
業界のルールを知っている?

どれも必要かつ大事な要素です。

さてはて、それで薬が売れるのか?

 

■わたしが一人前のMRになるまで

自分で一人前というのもなんだか気恥ずかしいですが、わたしの経験を少し共有したいと思います。

・「一丁前」
わたしは新卒で入社した製薬メーカーで8年間MRとして勤務しました。転職を決意してシミック・アッシュフィールドに入社しましたが、その頃を振り返ると「一人前」というより「一丁前」に自分は出来るMRだと思い込んでいたように思います。井の中の蛙状態…。

入社して、1つ目のプロジェクトでは、それはもう上手くいかない事だらけ。
聞いたことのない言葉、考えた事もなかったようなこと、扱う情報量・種類などなど。
まさに井の中の蛙が大海を知ることになります。
もちろんMR経験者としてクライアント(製薬メーカー)に配属されているので、新人さんのように手取り足取り教えてもらえるわけではありません。
会議でわからないことを質問したら(しすぎたら)、「会議の進行に影響するから後にしてください」と同じ営業所のMRさんにピシャっと言われたことも…。

周りの人たちが当たり前にやっていること、知っていることが上手く出来ないのを痛感して、本当に悔しかったです。

 

・「出会い」
そのプロジェクトでの配属先のクライアント上長さんは、優しくも本当に厳しくストイックな方でした。この方との出会いには本当に感謝しています。わたしにとって業務との向き合い方を変えるきっかけをくれた人です。

彼からはいつも「考えた?」「考えて!考えて!もっと考えて!」と毎日のように繰り返し言われていました。正直キツかった。。。いや、考えた結果こうなんだけど!なにが違うの?何がダメなの?!と。

1回の同行日の前日は、明日熱が出ないかな…と本気で考えたし、医療機関に訪問する直前の車内の面談内容の確認タイムは事前準備が大きく覆ることもしばしばで、もはや何をしゃべっていいかもわからなくなる始末。同行が終わる頃には毎度放心状態になっていました。笑
今となっては笑い話?であり、良い思い出(経験)です。

 


・「引き出し」

もしかしたらアナタも経験があるのではないでしょうか?
自分の中では精一杯考えているつもり。でもこれ以上出てこない…。正解が分かっているなら早く教えてくれたらいいのに…。
わたし自身、当時はそう思っていました。この人はイジワルしてるんじゃないかって。

でも簡単にもらった答えって自分のモノにならないんですよね。引き出しに入らない。

わたし自身は、悔しい気持ちと成長したい気持ちをバネに、そしてクライアントである製薬メーカーや配属先の方の期待に応えたいとの思いから、ないアタマでも考えることを諦めないよう、必死に食らいつきました。
出てこないものは出てこないけど、少しずつ引き出しを増やしていけばいい。考えて考えて、考え抜く。
それでもどうにもならない時は、「ここまでは考えられた、でも他にも考えがないだろうか?」と人に相談すればいい。
その繰り返しです。

よくあるのは、
「どうしたらいいですか?」、「指示してください」。
これはラクだし、その場は解決するけど、決して自分の為にならないんですよね。
前述の通り、配属当初のわたしはそれに気付けていなかったので、気づきをくれた上長さんには本当に感謝しています。

こうして考える習慣が身に付き、一つずつ引き出しが増えていく中でようやく私は「一人前」になれたのだと思います。

 


■考える力をつける

経済産業省から発表されている社会人基礎力のひとつに「考え抜く力」があります。
実際に現場でMR活動をする上で、比較的以前は訪問=面会。要は、行けば会って話を聞いてもらえる(製品ディテールができる)状況でした。(これも普通の営業職との違いです。他の業種のいわゆる商談ならアポイントを取って訪問するのが礼儀なはず)
一昨年からCOVID-19の流行により、訪問規制を設けるもしくは、既存の規制をさらに厳しくする医療機関が増えました。結果、訪問(面会)できないので、製品の話を聞いてもらえない。=採用にならない/処方を伸ばせない。ということが起こります。
こういった所に「考える力」の差が出てくることになります。

 


・考える力をつけるとどうなるの?
自分で考える力をつけることで、正しく自己認識や現状認識ができるようになったり、先読みが出来たり、他者との意思疎通がスムーズになったり。良いことは沢山あります。

反対に考える力が弱いと経験した事象を他のことに転換できず、同じ失敗を繰り返したりなんてことにもなります。経験を活かせないのはもったいないですよね。

 


・どうやって考える力をつければいいの?
考える力を身につける方法や思考を広げる方法については、多くの書籍やインターネット記事で見ることが出来ると思いますが、個人的には常に疑問を持つようにすることが効果的だと思います。(※あくまで個人の見解です)
もちろんこれは全てに懐疑的になれということではありません。
「本当にそうなんだろうか?」
「他に方法はないだろうか?」
「実行した時にどんなことが起こるだろうか?」
「他の人ならどう考えるだろうか?」
「この発言にはどんな意図があるんだろう?」などなど。
疑問を持つというのは色んな可能性を考えてみることだと言ってもいいのかもしれません。

あらたまって書籍で学んで、特別大層なことをする必要はないと思っています。
日常の中にこの観点を少し取り入れるだけ。

 


・繰り返し実践あるのみ!
実際に、わたしが担当しているメンバーでも何かを身につけようと思った時に研修に参加します!本を買って勉強します!と言われることがあります。
もちろん積極的に新しいことを知りに行くのはとても大事なので、そういった機会にはどんどんチャレンジしてもらいたいですが、「知っている」と「できる」は違うように、研修に参加した/本を読んだ=できる にはなかなかならないんですよね。知っていても使えなければもったいない。宝の持ち腐れになってしまいます。

得た情報(知識)を使えるモノ(自分のモノ)にする為には実践あるのみです。繰り返して、繰り返して取り入れた結果、ふと振り返ってみると引き出しが増えているかも?と感じられる時が必ず来ます。
すぐに身につくものでもないので、粘り強く、やっぱりなによりも継続がカギなんですよね。
考える習慣がついてきたら、今度は考える質を高めたり、幅を広げたりと、たぶん終わりのない鍛錬なのだとわたしは思っています。わたし自身もエリアマネージャー業務の中で、日々鍛錬中です。

そして、担当しているプロジェクトのメンバーとの日々の関わりの中では、わたしが前述のクライアント上長さんからもらった気づきを同じように感じてもらえるように意識しています。
なるべく日々の業務と連動させて取り組んでいけるように、声をかけたり。自分の足でたどり着けるように少しのヒントで導いてみたり。

関わっていく中で、メンバーの変化を感じられた時は、やっぱり嬉しいです。(本人の実感は少し先になることが多いですが。わたし自身もそうでしたし…。)
メンバーの成長を身近で感じられるのはマネージャー業務の醍醐味のひとつなんだと思います。

考えることで自分の変化(成長)を自分で感じられると新たな挑戦にも繋がります。業務の幅やキャリアの可能性が広がることにもなります。
決して容易なことではないかもしれませんが、時代や環境の変化に対応し、自分に求められていることに応え続けていく為にも「考える」ことを是非考えてみて頂ければと思います。

 

 

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