～未経験から始めるMR～異業種出身の女性がMRになるまで

Business person in front of a staircase, city on the background

こんにちは。シミック・アッシュフィールド株式会社でマネージャーをしていますMです。
今回は、当社が女性MRの採用を行っている理由と、私が担当するプロジェクトで活躍する女性MRの皆さんの成長を伝えていきたいと思います！

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Writer：M
異業種の営業職からコントラクトMRに転職。４年間、MRとして勤務ののち、2018年よりマネージャー職としてプロジェクトメンバーのマネジメント、キャリア自律支援業務に従事。最近転居したところ、当社同僚のご近所だったことが発覚…！
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■なぜ女性MRの採用を積極的に行うのか

なぜに異業種・異職種出身の女性MRにフォーカスするのかといいますと……
私自身MRという仕事は性別を問わず活躍できるやりがいのある仕事だと感じています。しかし2017年のMR認定センターの発表によるとMR全体の中の女性の割合は14.2%と限定的です。2018年以降男女別人数は公表されていないものの、体感的にも15%程度だろうな、という印象です。

この男女比にはいくつかの理由がありますが、MRを取り巻く環境はここ数年でも大きく変化し、これまで以上に女性が活躍できる職種になったと感じています。ぜひ、より多くの女性に「MR」という仕事をのキャリアの選択肢として選んでいただきたいと思い、筆をとった次第です（実際にはキーボードを打っているのですが）。

■多様な職歴の女性がMRとして活躍中

私が現在担当しているプロジェクトには複数の女性MRが所属しています。彼女たちはMR経験をしたことがない未経験者として当社に入社しました。彼女たちのこれまでの職務経験を見ると、本当にバリエーションが豊かです。MRは製薬企業における営業的役割を担っていますので、営業職の経験者も含まれますが、他にもホテルのフロントコンシェルジュ、保育士、携帯電話の販売職、薬局の登録販売者などの経験者がいらっしゃいます。多種多様な経験を積んだメンバーが揃ったなと感じています。

彼女たちは、2022年1月にシミック・アッシュフィールドに入社し、これまで経験したことがないこの業界にチャレンジしています。異業種からの製薬業界への挑戦、異職種からMRへのジョブチェンジには勇気も必要であっただろうな、と感じます。私も未経験からMRしてのキャリアをスタートした1人なので、よくわかります。（さらに実は、当社においてこれまでの未経験からのMR職採用においては、「営業/販売職」の経験を必須要件としていましたので、当社にとってもある意味でチャレンジ含みの採用でありました。）

■研修でみえた不安とその後の急成長

入社後の研修センターにて彼女たちの表情や研修を受ける姿勢を見ていましたが、最初は不安な表情が目立ち、大丈夫かな…と心配するほどでした。
しかし、そんな心配は杞憂に終わりました。
研修開始から1か月も経たない中で彼女たちはMRという職務を理解し、目を見張る成長をしたのです。正直私もここまで早くキャッチアップするなんて想像もつきませんでした。研修中から感じたのは、彼女たちの「真面目さ」「実直さ」です。講師に対する礼儀や集団生活送る上でのルールを順守し、不器用な部分はありますが、分からないところは質問して解決しようと奮闘していました。ほかの担当マネージャーとしてもそういった彼女たちの姿勢に触れることで学ぶことも多かったと感じます。

約2か月の社内での研修（導入研修と呼びます）ののち、配属先の製薬企業が確定し、現在は配属エリアで日々医療施設の訪問や同行営業、医師に対する説明会/講演会サポート…と様々なことを学びながら、素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。その活躍は私たちのクライアントである製薬企業の部長にも「MR業務に対する真面目な姿勢が素晴らしい」「我々も見習わないといけない」と言わしめるほどです。MRとして現場に出て1年どころか半年しか経っていないにもかかわらず、です。

■発揮している異業種・異職種での経験

このようなコメントをいただけた背景としては、彼女たちが前職で培った経験やスキルを現職で活かすことが出来ていることが挙げられます。その一つが「相手の立場に立って考え、行動できる」という能力。彼女たちの多様な経歴に共通している要素です。

その後のクライアント部長の面会で
「私がこうしてほしいと思ったことを先立って対応出来るんだよ。何年もMRをしている先輩社員でもなかなか出来ないよ」
と言われた時、職種にかかわらず彼女たちのこれまでの経験がMRという業種で最大限に活かせると確信しました。

■彼女たちが気づかせてくれたこと

最後になりますが、彼女たちの活躍は「営業経験がなければMRはできない」ということを見事に反証しました。いつの間にか生じていた「当たり前」を払拭し、MRが持つ価値の本質に気づかせてくれた彼女たちに感謝したいと思います。そして、我々は営業経験に関する既成概念に限らず、これまでの当たり前を一度捨て去る必要があると感じています。その先により良いMRの在り方を、マネジメントの在り方を、CSO企業としての在り方を築いていきたいと思います。

さて、この年末、彼女たちは自身の今後を決める「MR認定試験」に挑戦します。絶対に全員が合格し、晴れて真のMRとして活動できることを、担当マネージャーとして切に願い、合格に向けてともに走っていく所存です。